2018.3.7 アルモニア学園研修生派遣

 ( 写真左端 若林さん 右端 大西さん )

日本大学生が研修で来泊
NGO「ブラジル人労働者支援センター」(TRABRAS)の日本語教師派遣事業で、上智大学の若林信織(shiori)さん(21歳、埼玉在住)と京都外国語大学の大西香穂(kaho)さん(20才,京都在住)がサンベルナンド・カンボ市のアルモニア学園で先月4日から一ヶ月間、日本語教師として研修を行った。同事業は「子供達に生きた日本語を届ける」ことを目的として、2013年から日本の学生を日系学校に派遣している。大学でボルトガル語を専攻する二人は今回が初来泊。若林さんは大学のボランティア団体に所属し、茨城県内の在日伯人子弟に補修授業を行ってきた。また、大西さんは教職課程の授業を履修するなど二人とも教育分野に関心を持っている。
研修では学内の幼稚園から高等部の生徒に日本語授業や日本文化の紹介などを行い、交流も楽しんだ。
大西さんは「研修開始時は、ポ語が聞き取れず苦戦したが生徒など周囲の協力により緊張もほぐれ、一生懸命活動できた」と笑顔を見せた。また、若林さんは「四苦八苦しながらコミュニケーションをとるなかで得られた気付きもあった」と手応えを見せた。  
(ニッケイ新聞 2018、3、7 掲載記事より転載)

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