進化する中南米と日本外交

本ページは2012年10月18日 社団法人日本ブラジル中央協会にて開催された山田外務省中南米局長の講演での配布資料を転載しております。本講演会はラテンアメリカ協会、日本ブラジル中央協会、日本ペルー協会、日本チリー協会の共催にて行われました
  

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 【講演者プロフィール】

外務省中南米局長 山田 彰やまだ あきら) 

1980 東京大学法学部政治学科卒業,外務公務員採用上級試験合格、1981 外務省入省,1982 在スペイン大使館外交官補(スペイン語在外研修員),1984 在アルゼンチン大使館三等書記官、1985 同二等書記官,1986 中南米局課長
補佐,1988 経済協力局調査計画課課長補佐,通訳担当官(スペイン語)、1991 兼総理府行政管理局企画調整課課長補佐、1992 在アメリカ合衆国日本国大使館 一等書記官、1995 経済協力局政策課 首席事務官、1997 経済協力局政策課 企画官、1997 経済協力局政策課 企画官、1997 経済協力局政策課 企画官、1999 中南米局中南米第二課長、2001 内閣府事務官 情報公開審査会事務局審査官、2003 外務事務官 経済協力局無償資金協力課長、
2004 在イラク日本国大使館 公使、2006 在スペイン日本国大使館 公使、2008 大臣官房参事官兼国際協力局、中東アフリカ局(アフリカ審議官組織)、2009 (NGO担当大使)、2010 大臣官房参事官兼国際協力局、地球規模課題担当(NGO担当大使)、2011 大臣官房審議官兼国際協力局、地球規模課題担当(NGO担当大使)、2012 中南米局長

我が国の対中南米外交政策

 1. 経済関係の強化~巨大市場としての中南米~

  ★中南米は新興経済地域。経済規模も着実に拡大
   ・債務危機、高インフレは過去のものに、世界経済危機の影響は比較的軽微
   ・ブラジル、メキシコ等の新興国を中心とした有望な成長市場

   ★中南米は資源・食料外交の最前線
      ・官民連携を通じた経済関係の強化

  
2.国際場裏での連携~高まる新興国の発言力~

  ・主要国との首脳・外相会合や定期的な政策協議を通じ戦略的パートナーシップを構築
  ・地域共同体(中米、カリブ等)との政策調整の場を活用し効果的に働きかけ

3.安定的発展に対する支援~貧困・格差が不安定要因~

  ★経済発展の一方で大きな貧富の格差
  ★貧困層を支援基盤とする急進的な政権がいくつかの国で誕生
  ・経済社会開発や民主制度定着のための支援(ODA等)
  ・中進国と協力しての第三国支援(三角協力)を推進

4.日本的価値の展開~親日層のさらなる拡大~

 

 

 配布資料(PDF)↓タイトルをクリックしてください

  資料1 我が国の対中南米外交政策
  資料2 最近の中南米経済
  資料3 中南米諸国の経済規模ランキグ及び他と比較

 

 

 

  
 

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