2012.6.29 大泉ブラジル人学校での学生ボランティア活動

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2012年6月29日午後に実施された「Trabrasユースチーム」(Trabras傘下の早稲田大学等の学生ボランティアチーム」による群馬県大泉町のブラジル人学校(ブラジル政府教育省認可校)での第一回ボランティア活動について報告します。

 参加者は、学校側が生徒(小中高生)26名と教頭先生他、当方は、男女学生5名、WAVOC(早稲田大学ボランティアセンター)女性教官1名、Trabrasメンバー3名(加藤、田中、Trabrasメンバーで同学校卒業生の日系3世)で、放課後約2時間にわたり行われました。

学校側との今年2月はじめの初回打合せに始まり、企画・準備期間に約5ヶ月を要しましたが、当日は、天候も良く学生の企画に基づき、野外の遊びに参加 者全員が汗を流し、楽しい一時を過ごしました。学生の不慣れなポル語による自己紹介(とても評判が良かった)、じゃんけん列車、フットサル(立派な競技施設が併設されていた、学生にたまたま競技の選手が一人いたが、子供達は負けずに上手だった)、教官も走り廻ったおにごっこ等のゲームで共に胸襟を開くことができ、互いにアミーゴ・アミーガ(友だち)になり、次回の企画を約束して終わった。

その後、学生が反省会を開き、今後の企画を検討する傍ら、ブラジル人学校に対する町役場、近隣の学校や住民の意見を聞き、学校が周辺から孤立化している現状と問題点を探りたいと考えていること、学校側からも今回の実施を高く評価すると同時に、反省点も挙げられ、今後の活動継続要請と企画協力の申し出がありました。

ということで、ふだん日本人と余り接触したことがないブラジル人の子供達と先ず仲良くなるという初回の目論見は一応達成されたと思われます。
 
なお、同学校の生徒数は、幼児も含め約120名ですが、送迎の都合で参加できない子供たちが多かったので、今後の課題と思われます。

当日の活動終了後、近くのブラジル料理店が、格安の食べ放題で学生をねぎらってくれました。記念撮影がなされ、店内に張り出されていた前週視察に訪れた玄葉外務大臣一行の記念写真と並べて陳列させて欲しいと言われ、皆OKしたので次回が楽しみです。

(加藤理事長記)

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