週刊News2011.07.29


1.円急伸、76円台=4カ月半ぶり高値
週末29日のニューヨーク外国為替市場では、米成長率の鈍化や債務問題懸念を背景にドル売りが加速し、円相場は約4カ月半ぶりに1ドル=76円台に突入した。円は一時76円72銭まで急伸し、東日本大震災直後に付けた戦後最高値(76円25銭)に迫る円高水準となった。(7月30日時事通信)

2.私大の4割、定員割れ 11年度、充足率は過去最低
全国の4年制私立大学の39.0%が今年度、定員割れ、入学者数を入学定員で割った定員充足率は過去最低の
106.4%。私大にとって厳しい経営環境が続いている。定員充足率は18歳人口の減少を背景に低下傾向が続き、えり好みをしなければ大学に入れる「全入時代」が近づいている。(7月30日朝日新聞)

3.期間10年、23兆円 復興基本方針を決定 財源の詳細も償還期間も「玉虫色」 
政府は29日夜、「東日本大震災からの復興の基本方針」を正式に決定した。復興期間を10年と定め、10年間の事業規模を国と地方を合わせて少なくとも23兆円程度とした。復興債の償還財源については、増税に反発を強める民主党に配慮し、財源の詳細も償還期間も不明確にした「玉虫色」の決着となった。(7月29日産経新聞)

4.米GDP、1.3%増=個人消費がブレーキ、減速鮮明に(4~6月期)
米商務省は29日、2100年第2四半期(4~6月期)の実質GDPが季節調整済み年率換算で前期比1.3%増加したと発表。03年にさかのぼった年次改定で、第1四半期も0.4%増に下方改定。2期連続で2%を大きく割り込み、米景気回復ペースの急減速が鮮明となった。(7月29日時事通信)

5.夏のボーナス、4・4%増の79万1106円 2年連続プラス 経団連
経団連は28日、大手企業の夏季賞与・一時金の妥結結果を発表した。回答企業158社の組合員平均は前年実績4・42%増の79万1106円となり、2年連続のプラスとなった。経団連はリーマン・ショック後のボーナスの落ち込みは底を打ったとみている。「震災の影響が出るのは冬のボーナス以降」としている。(7月28日産経新聞)

6.汚染水浄化、2カ月遅れ=稼働率58%―福島第1原発
福島第1原発事故で、東京電力は、高濃度の放射能汚染水処理システムの稼働率が26日までの1週間は58%、6月17日の本格運転開始後の通算で63%と、いずれも7月の目標70%を下回ったと発表した。最近の稼働率低迷は外部電源の遮断や淡水化処理装置の停止が原因という。(7月27日時事通信)

7.日本女性平均寿命86.39歳 やや低下、世界一は維持
日本人女性の2010年の平均寿命は86.39歳で、5年ぶりに前年を下回ったものの、26年連続で長寿世界一を維持した。男性は79.64歳と5年連続で過去最高を更新。順位は前年より一つ上げ、世界4位だった。男性より高齢化が進む女性は、夏場の死者数が前年より特に増えており、猛暑の影響とみられる。(7月27日朝日新聞 )

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