週刊News2011.07.09

1.6月景気ウォッチャー調査は過去最大の改善幅、震災前の水準上回る
内閣府が8日に発表した6月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIが49.6で、前月比13.6ポイントと統計開始以来の最大の上昇、震災前の水準を上回る。企業動向関連、家計動向、雇用関連がともに2桁の上昇、景気の現状は東日本大震災の影響による厳しさが残るものの、持ち直しの動きがみられる。(7月8日ロイター)

2.2018年冬季五輪は韓国の平昌に決定 3度目の正直
国際オリンピック委員会(IOC)は6日、南アフリカ・ダーバンで開いた第123次総会で、2018年冬季五輪の開催地に平昌(ピョンチャン)(韓国)を選んだ。10、14年大会にも立候補して小差で敗れた平昌は、3度目の挑戦で悲願をかなえた。(7月7日朝日新聞)

3.汚染水浄化施設の稼働率76% 6月29日~7月5日
東京電力は6日、福島第一原発にたまった高濃度の放射能汚染水を浄化する処理施設の稼働率が6月29日~7月5日の1週間で約76%だった、と発表した。東電は7月80%、8月以降90%の稼働率を目指すが、年末までに終える目標の処理計画に遅れが出る可能性もあるという。(7月6日朝日新聞)

4.ブラジル大統領が新たなレアル高抑制策検討、時期は未定=政府筋 

レアルは12年ぶり高値近辺で推移している。ブラジルセルフ大統領は、レアル高の抑制に向けた新たな裝置を検討している。「政権1年目のジレンマはインフレとレアル高だ。大統領は両問題を強く懸念している」と述べ、経済チームは最善の戦略について議論を続けており、発表の時期は明らかでないという。(7月6日サンパウロ ロイター)

5.松本復興相辞任、放言で引責…就任9日目
東日本大震災復興のため、岩手、宮城両県知事に会った際、「知恵を出さないやつは助けない」などと述べ、被災地で強い反発を買った松本龍復興相(60)は5日辞任を表明した。野党は国会で、菅首相の任命責任を含めて追及する方針。政府の復興の取り組みへの影響も予想され、首相に対する退陣圧力がさらに強まる。(7月5日読売新聞)

6.リンゴ病大人もご用心 4年ぶり流行 関節痛、流産リスク

頬が赤くなることから「リンゴ病」の名で知られている「伝染性紅斑」が流行している。潜伏期間の10~20日が過ぎると、頬が赤くなり、手足にレース状の発疹ができる。治療法がなく、対症療法で対応するしかない。国立感染症研究所は、「流行のピークは7月。発疹などの症状が出る前の数日間に一番感染力があるので気をつけてほしい」と注意を呼びかけている。(7月5日産経新聞)

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