1.福島第1原発5号機の水循環機能が復活
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原子力発電所で、東京電力は19日午前、5号機の貯蔵プールで水を循環させる機能が復活したと発表した。東電によると、5号機に隣接する6号機で、2台目のディーゼルエンジンが起動し、6号機に加えて5号機にも電力を供給できるようになったことから、5号機の使用済み核燃料プールで水を循環させる機能が回復した。これにより、プールの温度上昇や、水位低下を防ぐことが期待できるという。(3月19日産経新聞)
2.宇宙飛行士も「がんばれ日本!」若田さんらメッセージ
「復興に少しでも貢献したい」「がんばれ日本!」――。米国に滞在する宇宙飛行士の若田光一さん(47)と古川聡さん(46)が、東日本大震災の被災者に向けて、応援メッセージを送った。宇宙航空研究開発機構が18日までに動画を公開した。(3月18日朝日新聞)
3.東京スカイツリー634m、頂点に到達
東京・墨田区で建設中の東京スカイツリーが18日午後1時34分、目標とする高さ634メートルに到達した。タワー本体(497メートル)から突き出ているアンテナ取り付け用の「ゲイン塔」を引き上げる作業が行われ、ゲイン塔の頂点にある避雷針が634メートルに達した。 (3月18日読売新聞)
4.福島第1原発事故「レベル5」 米スリーマイル並み 国内最悪
経済産業省原子力安全・保安院は18日、日本大震災で被災した福島第一原子力発電所の連続事故について、国際原子力機関(IAEA)が決めた8段階の国際原子力事象評価尺度(INES)で「レベル5に相当する」との暫定評価を発表した。1979年の米スリーマイル島原発事故と同等で、国内では1999年に起きた茨城県東海村の臨界事故のレベル4を抜いて過去最悪。(3月18日朝日新聞)
5.震災で無給休業の非正規労働者増加 26日に電話相談
東日本大震災の影響で、賃金補償がないまま休業に追い込まれる非正規労働者が増えていることを受け、個人加入できる労働組合「全国ユニオン」は3月26日、「雇用を守る震災ホットライン」を実施する。無給休業のほか、解雇や派遣切りなどに関する相談を全国一斉で受け付ける。電話番号は050―5808―9835で、受け付けは午前10時~午後8時。(3月18日朝日新聞)
6.東日本大震災 死者6911人「阪神」超える・・・戦後最悪に
国内観測史上最大の巨大地震に襲われた東日本大震災の被災地は18日、発生から1週間を迎えた。仮設住宅の建設も始まり、復興へ向けた動きが出始めた。被災者の厳しい状況は変わらず、約38万人が避難所生活を強いられている。死者は6911人に上り、阪神大震災(死者6434人)を超えて、戦後最悪に。(3月18日毎日新聞)
7.円急騰、一時76円台…16年ぶり最高値更新
17日の外国為替市場で円相場は東日本巨大地震や福島第一原子力発電所の事故の深刻化を受けて一時、1ドル=76円25銭まで急伸し、1995年4月につけた戦後の最高値(1ドル=79円75銭、瞬間値)を約16年ぶりに大きく更新した。(3月17日読売新聞)
8.「日本経済の実力は地震で揺るがない」 枝野長官会見
枝野幸男官房長官は17日午前の記者会見で、円高が一時1ドル=76円台まで進み戦後最高値を更新したことについて「日本経済の基本的な実力は、この地震によって揺らぐものではない。未曽有の事態に対して国民が結束して乗り越えていくという姿勢を、世界のマーケットに示していくことが大事だ」と述べた。(3月17日朝日新聞)
9.東電、14日から計画停電…菅首相が了承
菅直人首相は13日の記者会見で、東日本大震災を受けた電力不足に対応し、「東京電力が14日から計画停電(輪番停電)を実施することを了承した」と表明した。東京電力の計画停電は、地域ごとに交代で電気を止める。東電が計画停電を実施するのは初めて。4月末まで実施される見通し。(3月13日産経新聞)