1.野田内閣が発足=震災復興、原発対応に全力―首相、年内解散を否定
野田内閣は2日午後正式に発足した。第95代、62人目の首相に就任した野田首相は首相官邸での記者会見で、東日本大震災の復興と東京電力福島第1原発事故収束に最優先で取り組む決意を表明。年内を含む衆院解散・総選挙を否定。円高・デフレ対策に全力を挙げる意向を示した。(9月2日時事通信)
2.第2四半期ブラジルGDPは前期比+0.8%、前期から減速
ブラジル地理統計院(IBGE)が2日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.8%増となり、前期の1.2%増(改定値)から伸びが鈍化した。輸出の柱である農業生産が減少したほか、鉱工業部門の伸びも大幅に鈍化した。一方、消費支出と投資は堅調だった。(9月3日ロイター)
3.米雇用、回復ストップ=就業者数横ばい、不振深刻―失業率9.1%―8月
米労働省が発表した8月の雇用統計によると、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は市場予想を大きく下回り、昨年10月以来連続で続いてきた雇用増が途絶えた。失業率も9.1%で前月と変わらず。景気の先行き懸念拡大で企業経営者が雇用に慎重になっていることに加え、米通信大手の大規模ストも就業者数を押し下げた。(9月2日時事通信)
4.114年間で4番目の猛暑=梅雨入り近畿、明け沖縄最速―今夏まとめ・気象庁
気象庁は1日、今年の夏(6―8月)の天候まとめを発表した。都市化の影響が少ない全国17地点の平均気温は新平年値(昨年までの30年間平均)より0.88度高く、統計が残る1898年以降の114年間で4番目に高かった。過去最高は異常気象だった昨年夏で、1.46度高かった。(9月1日時事通信)
5.「防災の日」 都内の幹線道路で大規模訓練
「防災の日」の1日、警視庁は、午前9時から10分間、東京都内97か所の幹線道路を一斉に通行止めにする初めての大規模な訓練を行った。3月の東日本大震災では都内の幹線道路が大渋滞したことから、幹線道路での一般車の通行を規制し、人命救助のための緊急車両がスムーズに通行できるかなどを確認する目的で行われた。(9月1日日テレNEWS24)
6.<電力制限>大口需要者向け解除へ 東電は9月9日に前倒し
政府は30日、電力需給の逼迫(ひっぱく)懸念が後退したとして、東京電力と東北電力管内で発動している大口需要者向けの電力使用制限令を前倒しで解除すると発表した。企業や家庭などが取り組んだ節電効果に加えて、気温上昇が昨夏より穏やかだったことなどから、東電管内を中心に供給余力に一定の余裕ができた。(8月30日毎日新聞)
7.「非正社員」の割合過去最高 「派遣切り」で派遣は減少
厚生労働省が発表した2010年の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」によると、民間企業で働く派遣やパートといった「非正社員」の割合は38.7%、3年前の前回調査を0.9ポイント上回り、調査開始以来の最高を更新した。リーマン・ショック後に起きた「派遣切り」の影響で派遣社員の割合は減ったが、定年後も65歳まで雇用を確保するよう義務付ける法律が06年に施行され契約社員や嘱託職員が増えた。(8月29日朝日新聞)