黒瀬宏洋(くろせ ひろみ)です。中学・高校時代、日本史の勉強にあたり、例えば、武将たちの離合集散、攘夷派と開国派の対立などの動きが複雑極まり、歴史の流れを把握する難儀さを痛感しました。歴史事件の背景などを時間をかけて調べる努力を払うべきだったのでしょうが、歴史だけに時間を割くわけにもゆきませんでした。
こんな反省に立ち、それから数十年後、仕事を離れて自由時間を持てた際、歴史の現場跡を踏み、歴史事件の背後事情などを、孫たちに、自分なりに納得できる形で語る機会を作ろうと考えるようになりました。
そうした折、早稲田大学海外移住研究会の仲間である加藤仁紀さんから、日系ブラジル人を対象にできるだけ易しく日本の史跡を紹介してくれないかとのお話がありました。そこで、かっての歴史苦手男ですが、孫も日系ブラジル人も同じだと、勇を奮ってその役に挑戦することにしました。始めるからには、極力、歴史の現場跡に足を運び、また、Google Earthを利用して空から現場跡を眺めるなりして、できるだけ分かりやすく歴史事件を報告するよう心がけます。どうぞよろしくお願いします。