ドゥンガの成績表

  長女が来月から通うことになる新しい学校の事務局から、「入学の際にはこれまでの成績表(通知表)を提出するように」と言われました。早速現在の学校の担任に会って要望したところ、「10日ほど待って欲しい」との回答でした。言葉がほとんど理解できない状況で授業を受けてきた外国人生徒の成績をつけなければいけない先生の苦労が察せられます。どのような評価が記されてくるか、興味深いところです。

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ところで成績表といえば、先日新聞である有名人のその実物が公開されていたのを見て、驚きました。その人とはサッカーのブラジル代表監督のドゥンガ(1995年から3年間ジュビロ磐田に所属)です。代表監督にもなると学生時代の成績表まで掘り出され、全国紙で公開されてしまうあたり、サッカーの国・ブラジルらしいところです。

 

公開された成績表は日本では中・高校時代に相当する5年間のものでした。欠席ゼロで素行優良。すべての教科で10段階評価の5以上(合格ライン)をマークしている一方、数学と国語の成績が共に5.1と苦手であったようです。また、記事の見出しにもなっていたのが次の事実です。「体育よりも美術の成績の方が良かったこともあった」。現役時代にはブラジル代表の主将を務めたほどの名選手の意外な一面が垣間見えました。

 

こうしてメディアのニュースもW杯関連のネタが増えてきました。道路に描かれた国旗の絵が目立つようになり(国旗なら落書きでも犯罪ではない?)、スーパーでは応援グッズが所狭しと陳列され、電化製品店はプラズマTVの販促に力が入っています。ブラジル全体がワールドカップ一色、緑と黄色のブラジルカラーが世界を彩っている中、プロジェクト関係者ともW杯の話題が多くなってきました。ブラジル代表の試合がある来月の15(対北朝鮮戦)20(コートジボアール戦)25(ポルトガル戦)は、ほとんど仕事にはならないだろうとあきらめています。

 

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 最後に余談です。ブラジル代表の入った予選グループGは「ブラジル、北朝鮮、コートジボアール、ポルトガル」の顔ぶれですが、これはW杯組合せ抽選会を目前に控え企画されたある日本のTV番組で元日本代表監督のオシム氏が回答していた「日本が入ったら面白いグループとほぼ一致しています。日本と北朝鮮が入れ替わっただけで、偶然にしては出来すぎです。もっとも、それだけグループGは強豪ぞろいの「死のグループ」である証です。ブラジル国民も「予選トップは簡単ではない」と見ています。

 

 

 

 

 

【筆者プロフィール】 小林 大祐 

1998年早大社会科学部卒。

ブラジル邦字新聞社「ニッケイ新聞」元記者。

現在建築コンサルタント会社勤務、ブラジル北東部駐在、

JICA技術協力プロジェクト従事。

 

 

 

 
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