サンタクロースの雇用事情

 

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国単位で見た場合、世界最大のカトリック信者を抱えているとされるブラジル。私の住んでいる土地はナタル(クリスマス)市というだけあって、ショッピングセンターや商店だけではなく、大通りの街路樹にも華やかな飾り付けが施されています。「クリスマス」という名の海沿いの町で真夏のクリスマスを過ごそうと全国から人が集まってきます。

さて、ブラジルではこの時期になると、どの土地のショッピングセンターでも凝った飾り付けがフロアの中央に飾られ、サンタクロースおじさんが記念撮影に応じている光景が見受けられます。そのサンタクロースを“演じて”いるのは決まって白いヒゲをたくわえた小太り・年輩の白人男性ですが、どこのだれがいくらの報酬でその“仕事”を請け負っているのか、気になります。

先日の新聞にそうしたサンタクロースの雇用事情が掲載されていました。サンパウロ市のケースで言えば、演劇関係者の組合が仕事を請け負っているケースが多く、自宅への個別“派遣”にも応じているそうです。報酬の相場も明かされていました。聖夜にプレゼントを持って訪問した場合、“つけヒゲ”のサンタクロースは400レアルから600レアル。自前のヒゲのサンタクロースは600レアルから1,500レアルだそうです(1レアル=約50円)

子供たちの夢を買うのも安くはありません。私の7歳の長女もサンタクロースの存在を信じていて、自宅に置いたクリスマスツリーに「サンタさん、だいすき。XXXのプレゼントを持ってきて!」と書いた紙を飾っています。そんな子供たちの純粋な信念を見ていると、出費の重なる年末年始ではありますが、頑張ってクリスマスを演出しているご両親が多いのだろうと思います。
 
( 筆者 小林大祐 2010年12月13日)

 
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